仏教の世界観

ビッグバーン・・・。
仏教での世界創造は、
突然虚空から一陣の風が吹き渡ることから始まる。
そして、風から火、火から水、水から地、
地から須弥山と四つの州が形成され、
須弥山世界が出来上がっていく。

最初に登場するのが精神的の活動のみで身体を持たない、

「無色界」の衆生である。
次に登場するのが肉体を持つ「色界」の衆生である。
次に煩悩を持つ「欲界」の衆生が登場し、悪行を重ねていく中で、
「地獄」「餓鬼」「畜生」「阿修羅」「人間」「天」の中で生きるものが、
この六道を輪廻していく。

須弥山世界は非常に長い周期で滅亡と誕生を繰り返す。
世界の滅亡時は劫火に包まれ、
須弥山世界とその中に住むものたちは全て消滅し、
ただ虚空だけとなる。.
しかし、一部のものは涅槃に入り、または、他の世界に転生する。

このような、世界のありようが「カーラチャクラ」である。
カーラチャクラ、時間と世界(存在)は「時輪」と訳されている。
カーラ(時間)はあらゆるチャクラ(存在)の中にあり、
その逆もまたしかりである。

カーラチャクラの意は「至上の生命愛」とも言えるであろう。



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